++さりげなく冷たい雨++



「あ・・また雨だ」


は、ぽつりとそんな事を言った。
いつもなら、ろくに喋らないも今日は少し喋る。
いつもなら、何であの子喋らないんだろうとクラスメイトにいわれる。
だって喋る気にならないから。
でも、柚香と蜜柑は違う。共にわかりきった永遠の絆みたいな物だから。


〜〜。今日も仕事でしょ急がなきゃ!!」

慌ててZが集まる広場に行く。
はっきり言って先生は私達がZに入っている事を知らない。


「遅い」


Zのリーダーに怒られながらも、一生懸命謝る。
そして仕事も終わり、寮に戻る。
窓から入ると、いつも見飽きた部屋。そして、いつものようにベットに入り・・・寝た。
朝になると、初等部へと向かう。


「あ!!えっと、!!」


流架が、聴いていいのか迷うような声で訊いてくる。


「あのさ・・・昨日、夜に外出てたけど、どうしたの」


だが、は、そんな事を無視し、席に着く。
HRが始まると、みんな静まる。
無事HRも終わり、みんなホッとする。


「み・・・蜜柑?」


ぎくしゃくとが蜜柑に言う。


「なんや?」


急に、蜜柑に抱きついた。
流架に言われた事が、すごく怖かった。
だが、廊下で誰かが走る音がした。
委員長が蜜柑とに聞いてきた。


ちゃん。裏世界では『闇フクロウ』って言われてたの?」


みんなビックリした目でを見た。


「蜜柑ちゃんは、『九尾の狐』?」


みんな一斉に静まった。
すると蜜柑が、ドカッと机を蹴った。


「うっさいな。そうだよ。何が悪いんや!」

「蜜柑ちゃん、Zなんかやめて!!」


委員長が止めに入ったけど言い返した。


「Zは、いいところや!!此処のアリス学園と違うて。
 それにウチは、あんたらなんか大っ嫌いや!!」


みんなショックを受けた。


「行こう。


それから、蜜柑とはアリス学園に帰ってくる事はありませんでした。




続く・・・・

投稿者からのコメント

夢小説初めて書きました。
とても、楽しかったです。
何やら、Zがこれから何かありそうな予感。
それではまた、夢小説を書きたいと思います!!

2005.11.27