++今でも変わらない思い 中編4++
蜜柑が教室に帰る。
「蜜柑ちゃん!!どうしたの!?」
「裕樹と棗が決闘してそれで・・」
またもや蜜柑は、倒れこんだ。
「そうとう病状が悪化しているみたい!!とにかく担任の先生を!!」
クラスの人たちが、先生を呼びに行く。
________その頃の蜜柑の心の中では・・
誰かが追いかけてくる。ダレダロウ??
イヤ、ジッサイニハオイカケラレテナイダロウ。
イヤ…デモ、オイカケテル。
「蜜柑ちゃん!!蜜柑ちゃん!!」
「あ・・!サナ」
サナと言うのは蜜柑の大の友達である。
「ウチ、何して・・・!?」
サナが「え??」と言った。
「言ったじゃない。棗と裕樹が決闘してるって!!」
蜜柑は、「そうだったね」と言い、また黙る。
病院の中は静か・・・・。
その時、窓ガラスが割れる。
「蜜柑ちゃん!!危ない!!」
サナが蜜柑をかばう。蜜柑は、目をつぶる。
「サナ?サナ!?」
蜜柑の目の前には、血が出血状態のサナの姿が見えた・・・・。
「蜜柑ちゃんが無事なら自分も大丈夫!!」
「何言って・・・」
蜜柑の顔に涙があふれる。
「大丈夫・・・・」
その時、病院の扉が開く。
「先生!!此処にもケガ人が!!」
看護婦が言う。
「こ・・・こりゃあすごい!!手術室へ!!」
先生が言うと慌てて看護婦がサナを連れて行く。
蜜柑も、その後を追う。
手術室の前に来ると、どんよりとした蜜柑。
(またウチは、人を傷つけてしまった・・・。大事なトモダチを・・・・)
蜜柑は、ただ、立っているしかできなかった・・・。
蜜柑は部屋に帰り、刃物を出した。
呪印を見てから、呪印の所を刃物で何度も刺す。血が出てきて止まらない。
その時、声がした。
「蜜柑さん診察の時間です」
看護婦が扉を開けると、血で滲んでいる蜜柑の姿が・・・。
「何やってるんですか!!?」
看護婦がビックリする。
「何って?アハハ!!決まってるじゃない…刺したんや。
何や?用が無いなら出てって!!」
蜜柑が、看護婦を追い出す。
「蜜柑さん!!?直ちに此処を開けなさい!!」
「イヤや!!!」
蜜柑は抵抗した・・・・。
続く・・・・
投稿者からのコメント
なんか、自分で書いてて怖かったです。
でも、頑張ってこれからも書きたいです!!!
2005.9.19