なぜ、あのとき・・あいつのアリスを取らなかったのだろう
取ろうと思えば取れたのに・・・・



++白狐の悲しき定め 第4話++



「はぁ〜〜」

「どうしたの?蜜柑・・」

「あっ桜・・・?どうしたの?」

「どうしたの?は、あんたでしょっ!でっ、どうしたの?」

「う〜〜ん・・・あんな〜・・・ウチ、黒猫のアリス取れなかったやろ?
 あれ、逃げてなかったら・・奪えたな〜っと思って・・」

「ふ〜ん・・まっ!いいじゃん。今度奪えば・・・・それより、今
 大事な任務入ったからいくねVv」

「うん!後でなっ」

桜は、高校3年生くらいで・・中学生蜜柑の良き相談相手である。
桜は、破壊のアリスを持っていて Zからも良い評価を得ている。
蜜柑は、そんな桜に憧れていた。
ずっと前まで、学園にいてスペシャルという評価だったが・・危険能力の任務をさぼっていたために
親友を学園側に殺されてしまった。桜は、そんな学園を恨み『Z』へと走った。


蜜柑は、部屋のベットに寝転ぶと、Zに入った時のことを思い出した


******


「ここが、Zの基地よ・・・・ついでに言うと、学園のこと此処で言わない方が身のためよ」

「何でですか?」

「それは、言えないわ・・・あっ!そういえば私の能力教えてなかったわね・・・私のアリスは、破壊よ」

「ウチは、無効化です。」

「と、能力盗みよ・・あなたは2つアリスをもっているの」

「ふ〜ん」

「じゃあ・・・・Zにようこそ・・・歓迎するわ。新入り・・佐倉 蜜柑ちゃん」


******


「ウチと桜の出会いは、あのときから始まったんやな」

蜜柑は、そう呟いた




続く

投稿者からのコメント

桜と蜜柑のお話でした。桜のプロフィールは
         ↓
梶川 桜 年齢18歳 誕生日 5月6日 血液型 O型
アリス 破壊 所属Z幹部 容姿 眉目秀麗で、目の色が虹色
髪の毛の色が、綺麗な赤毛


2005.12.21