++いつもの思い 前編++
私は、あなたがもしZに入ったら・・・私は、あなたの顔をどうみればいいの??
できれば入らないで・・・Zに・・・。
「おはよ〜〜VV」
蜜柑が元気よくB組の教室の中へ入る。
そこに、蛍がやってくる。
「蜜柑、教室の中では、静かにしなさい」
蜜柑は、「なんで〜なんで〜」と聞いてくる。
「今日は、重要な話でいっぱいなの」
蜜柑は、こっそりと友達の会話を聞く。
「ねぇー、知ってる。B組の中に『九尾の狐』を持った子がいるんだって〜〜〜」
(九尾の狐を持った子?)
そして、HRが始まり、あるお話をした。
「皆、おはよ〜〜。それでは、大切な事を言います」
皆静まりかえり、真剣に聞こうとする。
「この中に、『九尾の狐』の、アリスを持った子がいます。
蜜柑ちゃん、『九尾の狐』のアリス持ちゃったんだよね」
「何のことや????」
蜜柑は訳も分からず、皆から怖いもの扱いされてしまいました。
「み・・・蜜柑・・・・」
「なんや?蛍」
涙を出さないように必死に、我慢をする蜜柑。
そして、寮に帰る時、涙がポロポロッと出てくるのです。
「おい、ブス」
「ブスちゃうでー」
元気の無い声。
「泣くな、余計ブスになる」
「だから!ならへん・・・て・・・??」
「///////////」
棗が、少し赤くなっていた。
「なんで?赤くなっとるん??」
「この、鈍感娘が!!/////」
更に、蜜柑は分からなくなり・・・・
「訳分からん、やっちゃな〜〜〜」
それから棗と別れ、暫くして流架と会う。
「ルカぴょん!!」
「佐倉!!!」
流架は悩んでいたけど、蜜柑に聞く。
「棗 知らない??」
「棗ならさっき会ったけど?もう明日〜て言って。今、寮に行く所」
蜜柑は、さようならと言おうとした、瞬間!
「今日の事あまり気にするなよ///////」
「うん!!!」
蜜柑は、自分の部屋に入った。
そこに、Zの人が立っていた。
「こんにちは、『佐倉蜜柑』さん。何故、Zの人が此処にいるかと言うと
Zが貴女のアリスを欲しがっているからです」
「Zには、入りたくあらへん!!」
Zの人が、「やれやれ」と言いながらある言葉を吐いた。
「皆に、仲良くしてもらいたいでしょ?」
「__________っ!?」
蜜柑は息づまってしまった。
「じゃ・・・・じゃあ、Z行けば皆帰ってきた時、仲良くしてくれるかな?」
「ああ、仲良くしてもらえるさ・・・ククッ」
蜜柑の顔が、ぱああああぁぁぁぁぁぁと、明るくなった。
「ウ・・・ウチ、入ります!!!」
「フフッ・・・では、Zまでの道のりを案内しよう」
続く・・・・・