++いつもの思い 中編++


みんなと、もし仲良くなれるのならば、ウチはZに行くことを、選ぶで・・・・。


__________初等部B組では・・・・


毎朝のように、蜜柑を起こしに行く蛍。


「蜜柑、アンタそろそろいいかげんに・・・!!」

蛍が見たのは、蜜柑が部屋の中にいない事・・・。
蛍は、慌てて初等部に向かう。


ガラッ


「蜜柑は、いる!?」

蛍は息を切らしながら教室に入る。

「あ!!蛍ちゃん!!蜜柑ちゃんなら、まだ来てないよ!!いつもなら来てるのにね」

それを聞いた蛍は、また走り出す。
それを見た流架は、蛍の後を追いかける。

「佐倉が、どうしたの?」
「朝見たら、もぬけのから。だから捜しているの」
「えっ!?」

それを聞いた流架は、慌てて蜜柑を捜す。
そこに来た棗は・・・・・

「何やってんだ?」

と、聞いてきた。

「蜜柑が消えたのよ」

蛍は即答で答えた。

「はっ!?」

訳の分からない棗。
でも、とにかく捜す。




__________その頃、蜜柑の方では・・・

「此処が、Zの、アジト・・・・・」
「佐倉蜜柑・・・。君の部屋は今日から此処だよ」

そして、その人が去ろうとした瞬間、ある事をその人が口にした。

「明日、ボスの話を聞いてもらおう」

その人は「おやすみ」と言いながら去る。
そう、今は夜。

「さて、寝るか〜〜〜」

蜜柑は、ぐ〜〜〜っすり、寝てしまった。




1:00頃・・・。
蜜柑は目を覚ました。目を覚ましてしまった以上、眠れない。

「廊下に出よ」

蜜柑は廊下に出て、歩き回っていると人の声が聞こえてきた。
行ってみると、Zの人がZの人と話している。
蜜柑は、「なんや?」と思い、扉を少し開ける。


すると・・・・・


「やっと、『九尾の狐』が手に入ったよ」
「・・・で?お前は、なんて言って『九尾の狐』を手に入れたんだ?」

Zの人が説明する。

「あ〜。『Zに入れば、友達が仲良くしてくれる』
 ・・・って、言ったらアイツ・・・いちころで『入る!!』・・・って言ったし
 楽勝だったぞ・・・ククッ」

蜜柑は驚きのあまりに扉を開けた。

「なっ!?聞いてたのか!?」
「聞いてたのって・・・なんやの!?ウチをだましたん!!」
「お・・・おさえろ!!!」

家来に命令する。
家来は、蜜柑を取り押さえようとした。

「嫌や!!!!離して!!!」

その時、炎が家来を囲んだ!!

「だ・・・誰だ」



続く


投稿者からのコメント

中編です。またまた、中途半端で申し訳ありません。
また、終わりに近づけられるように頑張りたいと思います。

2005.9.14