++救われたい・・・・++
九尾の狐なんて嫌い。
皆、大切な者を取って行く。
嫌い。九尾の狐なんて嫌い。
蜜柑が学園に来なくなって1週間・・・
「何で、蜜柑ちゃん来ないんだろ」
そこに、中等部の人たちが来た。
「アイツ、来なくていいんだよ。九尾の狐だろ」
中等部の人たちが言うと・・・・
「うぜぇ(怒」
棗の声と共に、頭の上に火がついていた。
「なっ!?こんな事して許されると思うなよ!!覚えとけ!!」
棗は、スッキリしたみたいな顔をした。
すると、棗が立ち上がり、廊下へ出て行った。
棗が、スタスタと歩いて行った先はシングルの集まり。
「ここだな」
ガチャリと、ドアを開けた先には、しょんぼりとした蜜柑の姿があった。
「どうして、学園に来ないんだよ」
蜜柑は、何も喋らない。
「蜜柑!!」
何度、棗が呼んでも返事が無い。
棗は、無理やり蜜柑を自分の方に向かした。
そして、棗はキスをした。
「ん?ん〜〜〜〜〜〜〜///////」
蜜柑は、びっくりのあまりに棗を押した。
「なななっ何すんねん!!!////////」
ドキドキのあまりに、心臓が収まらない。
「お前が、来ないからだ。」
もう1回、棗がキスをしようとしたが蜜柑が「ヤダヤダ」と言い、自分は止めた。
「とにかく、明日来い。皆、待ってる」
棗の暖かい言葉に、蜜柑は「うん!!」と答えた。
それから、蜜柑は毎日来るようになった。
蛍と、流架も、安心に見てられました。
そして、月日が経ち
2年後・・・・
「棗〜〜〜〜、お待たせ〜〜〜〜!!」
蜜柑が元気良く、走ってくる。
「遅い・・・」
棗が、待ちくたびれたみたいに言う。
「ごっ!ごめんな。服、選んでてそれで・・・」
「それで?」
「遅くなった!!」
棗が、少し呆れた様に言う。
「もういい。それより行こうぜ。時間が勿体無い」
「そやな!!」
棗と蜜柑は、楽しく街へ出かけて行きました。
END